野菜不足が気になる今日この頃。
外食続きの日だって、野菜ジュースを飲んだ日には、
なんだか安心した気持ちになれるような…。
でも、待ってください。
野菜ジュースには、糖質がたくさん含まれているんです。
今回は、そんな糖質が身体にもたらす変化や、
野菜ジュースに含まれる糖質についてご紹介していきます。
Contents
糖質が身体にもたらす変化
糖質は、脳の主なエネルギー源です。
脳が1日に消費するカロリーは、1日の全身の消費カロリーの約4分の1にもなります。
脳って意外とカロリーを消費しているんですね。
勉強に疲れたとき、甘いものが欲しくなるのはこういう理由なのかもしれません(*^^*)
では、糖質を摂り過ぎると、身体にはどのようなことが起こるのでしょう?
① 肥満の原因になる
これは有名ですね。
理由を少し詳しく説明してみようと思います。
身体の中に糖質が入ってくると、体内でインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは、血糖値を下げて一定に保つ働きをしてくれる、ありがたい存在です。
ただ、インスリンには体内に脂肪を蓄える働きもあるんです。
私たちは毎日エネルギーを消費していますが、
糖質は脂肪よりも優先的に消費されていきます。
もし、糖質が多くて残った時、
インスリンの働きで、糖質が脂肪として蓄えられてしまいます。
② 老化を早める
いつまでも若々しくいたい!
そう思っているのに、これはショック。
糖質は、体内でタンパク質と反応して、「AGEs」になります。
このAGEsが老化の原因になっていて、
肌や骨、血管の老化を早めてしまうんです。
③ 集中力の低下
さっきご紹介した「インスリン」の存在は覚えていますか?
大量に糖質を摂ると、インスリンの分泌も大量になります。
このとき、インスリンのおかげで血糖値は急激に下がり、
正常値よりも低い値になってしまいます。
その結果、糖質不足となり集中力の低下につながってしまうのです。
野菜ジュースに含まれる糖質と生野菜に含まれる糖質の比較
では、本題の野菜ジュースにはどれくらいの糖質が含まれているのでしょう?
野菜ジュース1杯(200ml)=糖質 約14g
これに対して1日に必要な糖質の量は、
デスクワークの女性であれば260gです。
余裕と思うでしょうか?
糖質は甘い物だけではありません。
ご飯やパン、麺やじゃがいもにも含まれています。
糖質260gというのは、ご飯で数えると約4.7杯分に相当します。
食事だけだと抑えられそうですが、そこにおやつやジュースが入ると
軽く超えてしまいそうです。
なので、野菜ジュースに14gの糖質が含まれていることは、
決して少ないとは言えない数字ですね。
野菜ジュースと比べると、生野菜ではどれくらいの糖質になるのでしょう?
*野菜100gあたりの糖質量*
- もやし─────0g
- ベビーリーフ──0.1~0.8g
- しそ──────0.2g
- ほうれん草───0.3g
- モロヘイヤ───0.4g
- 小松菜─────0.5g
- ブロッコリー──0.8g
- チンゲン菜───0.8g
- オクラ─────1.6g
- セロリ─────1.7g
- レタス─────1.7g
- アスパラガス──1.2g
- ピーマン────2.8g
- ナス──────2.9g
- キャベツ────3.4g
- トマト─────3.7g
- えだまめ────3.8g
- ニンジン────6.4g
- 玉ねぎ─────7.2g
皆さんの食卓に並ぶような野菜を選んで一覧にしたつもりですがいかがでしょうか(*^^*)
大人が1日に必要な野菜の量は、350gを目安にされているので、
野菜の種類によっても糖質量に差がありますが、
組み合わせ次第では野菜ジュースの14gよりも抑えることは簡単ですね。
まとめ
身体に良かれと思って飲んでいた野菜ジュース。
飲み過ぎは肥満や老化、病気の原因になってしまうことがわかりました。
野菜不足を補うために、野菜ジュースを飲んでいた人は、
外食でも、サラダを1品追加してはいかがでしょうか(*^^*)
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