クローゼットの環境は、室内の中でも特に湿度が高く、
人間が過ごしやすい20度〜25度という温度であります。
また、服などについた埃や汗・皮脂などといった栄養素もあり、
カビの好む条件が揃ってしまっています。
クローゼットにしまっていた洋服を着ようとしたらカビが生えていた・・・
と、いった経験があるかたも多いと思います。
大切な洋服には絶対カビを生やしたくない!
そのためにはまず、
クローゼットの環境をよくするのが最も効果的です。
今回は、クローゼットにカビが生える原因とその対策について説明していきます。
カビ対策に効果的な事
湿気は下から攻めるのが効果的です。
湿気、つまり水分は空気よりも重いので下の方から溜まります。
タンスなら下の段ほど、
クローゼットなら床に近い部分から湿気が溜まっていくわけです。
除湿剤をセットするならまず一番下!!
空気の通り道をキープして湿気の停滞を防ぐ!
衣類(特に綿やウールなどの天然素材)は必ずある程度の水分を含んでいるので、
それがたくさん並んでいるゾーンは、湿気が停滞しがち・・
クローゼットのバーにひっかけるタイプの除湿剤はそれを防ぐのに効果的です。
ありがちなのは、
クローゼットのバーにひっかけるタイプの除湿剤だけをセットして安心しているケースです。
クローゼットなら置き型の除湿剤を置いて、
ひっかけタイプと併用するとよいでしょう。
タンスなら下半分は比較的多めに除湿シートや新聞紙を敷くなども効果的です。
でも「除湿剤を入れているから大丈夫」とばかりに、
衣類をギュウギュウ詰めにするのはNGです。
湿気が停滞しないよう空気の通り道を確保することが肝心なのです。
クローゼットなら少しでも隙間をあけ、
引き出しも詰め込みすぎないこと。
また、押入れ用の引き出しは壁や床にくっつかないように、
すのこ等を置いて空気の通り道を確保しましょう。
素材別に置き場所を変える!
シーズンオフの衣類の収納は、
下の段に、湿気に強い化繊や綿、麻製品、
上の段には、湿気や虫に弱いシルクやウール、カシミヤ、
と、素材を分ける事により、臭いやカビ、虫対策になります。
天然皮革のジャケットやスカートなどを、折りたたんだり、
布どうしが触れた状態で湿気が加わると、カビたりくっついたり、
ひどいケースでは離そうとして表面の皮革が剥げてしまうことも・・
天然皮革製品は、ハンガーがけをし、布どうしがくっつかないようにして、
場所も湿気のこもりやすい下や奥は避けましょう。
時々空気の入れ替えをする!
クローゼットやタンスは、除湿剤を入れても閉めきったままでは、
下だけでなく全体に湿気がこもりがちです。
対策としては、閉め切らないよう常に少し開けておくとか、
時々開けて扇風機で風を送って空気を強制的に入れ替えるなどするとよいでしょう。
衣類を脱いですぐ入れない
日ごろから湿気を収納場所へ持ち込まないよう、
ちょっとした気遣いをすることも大切です。
脱いだばかりの衣類をあまり汚れてないからまた着ようと思って、
すぐにクローゼットやタンスに入れてはダメ!
湿気を持ち込むだけでなく、臭い発生の元にもなります。
脱いだばかりの服はせめて一晩、
ハンガー等にかけて衣類が吸収した湿気をとばしてから収納しましょう。
除湿・乾燥・消臭剤は下に、防虫剤は上に
最後に、衣類収納には色々な薬品もありますが、使うなら効果的に使用しましょう。
下の方へ溜まる湿気や臭い対策に使う除湿剤や消臭剤は、下の方へ。
下りてきた湿気や臭いをキャッチします。
防虫剤の成分は空気より重いので下へと降りていきます。
なので、防虫剤の場合は上の方へ。薬効が全体に行き渡ることが大切だからです。
カビ撃退!おすすめ商品
除湿剤
押し入れ・クローゼットなど、ある程度広さのある場所では、
タンクタイプと呼ばれる2層式のプラスチック容器のものが、多く使用されています。
これに比べ、場所をとらない、シートタイプもあり、衣服の間に挟んだり、
タンスの底に敷いたりする、防虫剤の成分を合わせた商品もあります。
このほかにも繰り返し使えるものなど、種類がたくさんあり、価格もお手頃なので
上手に組み合わせて、使用していただくことをオススメします。
除湿機
室内干しをした洗濯物や、部屋の結露を乾燥させるイメージですが、
クローゼット、押し入れ用といったコンパクトな商品もあります。
こちらは楽天での人気商品で口コミレビューが最も多いですよ^^
水の溜まるタンクは、洗うこともできるので衛生的です。
カビ対策を万全にし、大切なお洋服を守りましょう!!!
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