ちょっと待った!昆布の食べすぎで甲状腺異常?食べ過ぎは危険と言われるワケ

健康

 

昆布は栄養豊富な食品というイメージがあります。

だしをとったり、おでんや煮物の具にしたり、
佃煮や塩昆布にしてごはんのおともにしたり、
酢昆布や、おしゃぶり昆布をおやつにしたりと
何かと出番の多い食材でもありますね。

 

そんな身近な食材である昆布も、
食べすぎは危険といわれています。

どういうことなのでしょうか。

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昆布の栄養や効果

 

 

まずは、昆布のよいところをおさらいしましょう。
昆布はとても栄養豊富な食材です。

水溶性食物繊維(フコイダン、アルギン酸)

昆布を煮たときなどに、
独特のねばりが出てきます。

この粘りの正体が、
海藻に特有の水溶性食物繊維です。

 

ダイエットサポート食品などにも使われている成分で、
糖質や資質の吸収を抑えたり、
コレステロールの上昇を抑えたりする
効果があると
いわれています。

ミネラル

ミネラルはカラダの調子を整えたり、
体の組織を作ったりするうえで、
とても大切な栄養素です。

海で育つ昆布は、
海のミネラルを豊富に、
しかも人間にとって
なんとも都合よく蓄えているのです。

 

人間の体に必須とされるミネラルは16種類あります。

なんと、昆布はそのうち、
硫黄を除く
15種類が含まれているそうです。
すごいですね!

うまみ成分(グルタミン酸)

昆布だしのうまみ成分です。

うまみ成分を含んだ料理は、
薄味でもしっかりとしたおいしさを感じられるため、
自然なかたちで減塩することができます。

健康的な食生活につながりますね。

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昆布を食べ過ぎてはいけない理由とは?

 

これだけ栄養が豊富で、
うれしい効果も多い昆布ですが、
食べ過ぎてはいけない理由とはいったい何なのでしょうか?

それは、昆布に豊富に含まれているヨウ素というミネラルが
理由です。

 

ヨウ素は人間にとって必須のミネラルなので、
しっかりと摂取する必要があります。

不足してしまうと、
甲状腺ホルモンが
充分に作られなくなってしまいます。

 

甲状腺ホルモンというのは、
代謝を正常に保つために
大切な役割を果たしています。

もし、代謝に異常が出ると、
いろいろな障害を起こしてしまいます。

それなら、昆布をたくさん食べればいいのではないか、
と思うのですが、
そうはいかないようです。

 

大切なミネラルであるヨウ素なのですが、
過剰に摂取してしまった場合にも
甲状腺に問題が出てしまうのだそうです。

 

海外ではヨウ素の摂取量が足りない地域のほうが
多いようなのですが、
日本では摂取量が足りていない人は
ほとんどいないそうです。

ヨウ素を取り過ぎない、
つまり昆布を食べ過ぎないように
気をつける必要がありそうですよ。

 

ヨウ素のとりすぎ以外にもお腹の弱い方は要注意?!
こんな副作用もあったのです。

 

では、どれくらい昆布を食べると、
食べすぎなのでしょうか。

1日あたりのヨウ素の摂取量の上限は
2.2ミリグラムといわれています。

 

これは干した状態の昆布の1グラムに
含まれている量とほぼ同じ量です。

とろろ昆布ひとつまみが1グラム程度ですから、
すぐに上限に達してしまいますね。

 

毎日のように、昆布を食べるのは
あまりお勧めできないかもしれません。

大豆製品にはヨウ素のとりすぎを
防ぐ効果があるので、
昆布を使う料理には
大豆製品を合わせるとよいかもしれません。

 

体によい効果がたくさんある昆布ですが、
食べすぎには注意して、
バランスのよい食生活を心がけたいですね。

 

昆布の中でも特に手軽に食べられる「おしゃぶり昆布」について、摂取してOKな量を調べてみました!

「おしゃぶり昆布」ファンには大変衝撃的な結果となってしまいました…。

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