とても身近な食材であるジャガイモ。
肉じゃが、コロッケ、お味噌汁、ポテトサラダなど、
定番で人気のメニューも多いですよね。
あると便利な食材なので、
買い置きして、
常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。
買い置きしておいたジャガイモに、
気がついたら芽が出ていた…。
なんていう経験はありませんか?
そうならないための正しい保管方法と、
芽が出てしまったときの対処法をご紹介します。
ジャガイモの保管方法
まずはジャガイモの正しい保管方法をご紹介します。
大切なのは以下の3つです。
・光に当てないこと
・暑い場所を避ける
・湿気が多い場所を避ける
それでは順に見ていきましょう。
光に当てないこと
ジャガイモは光を浴びると光合成をします。
光合成をすると、
緑化が進行したり、
芽が出てきたりします。
緑化というのは皮が緑色になることです。
ジャガイモの芽や、
緑色になった皮にはソラニンという物質が
含まれています。
ソラニンは毒性があり、
食中毒の危険があるので要注意です。
ソラニンを増やしてしまわないために、
ジャガイモは光が当たらないように保管しましょう。
湿気が多い場所を避ける
ジャガイモは湿気が多い場所では
腐りやすくなってしまいます。
また、土がついたままだと、
湿気を寄せやすくなってしまうので、
保管の際には土は払っておきましょう。
暑い場所を避ける
ジャガイモの保管に適した温度は
7度から15度ほどといわれています。
涼しいところで保管しましょう。
以上、3つのことに気を付けると、
暗くて風通しの良い涼しいところに
置いておくのがよさそうです。
新聞紙で包んだり、
紙袋に入れたりして
光を遮っておくとよいでしょう。
ジャガイモに芽が出てきた時の処理方法
正しい保管方法を心がけていたつもりでも、
ついうっかりということもありますよね。
ジャガイモに芽が出てきてしまった時に
どうしたらよいか、
処理方法をご紹介します。
上でもご紹介したとおり、
ジャガイモの芽や、
緑色になってしまった皮には
ソラニンという毒素が含まれています。
食中毒の原因にもなるので、
しっかり取り除くことが大切です。
芽は根元までしっかり取り除きます。
そのうえで、
芽のまわりの身の部分も多めに
取り除きましょう。
緑色になった皮はしっかりとむきます。
皮をむいても、
身が緑っぽい色をしていることがあります。
緑色の部分は毒素が含まれているので、
緑色の部分がなくなるまで、
身を取り除きましょう。
ジャガイモの毒素はゆでても分解されないです。
フライにしたものでも食中毒になったケースもあります。
こわいですね。
加熱では毒性は消えないと考えて、
調理前にしっかりと取り除いておきましょう。
ジャガイモは芽が出てしまっても
しっかりと処理をすれば、
問題なく食べることができます。
ですが、できれば芽が出ないようにしたいですね。
正しく保管して、おいしいジャガイモを楽しみましょう。
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