空気の乾燥が気になる季節になってきました。
空気が乾燥してくると肌に負担がかかるだけでなく、感染症にかかるリスクも増えます。
そのリスクを回避するためにも部屋に加湿器をつける人も多いのではないでしょうか?
加湿器には大きく3タイプあります。
水を沸騰させ、蒸気を出すスチーム式、フィルターに含んだ水を気化させ加湿する気化式、
水に超音波をあて振動させファンで空気中に放出させる超音波式の3タイプです。
それぞれメリットデメリットがあり、どれを選ぶか迷う方もいる
のではないでしょうか。
超音波式はデザイン性に優れたおしゃれな加湿器が多く、インテリアにこだわる人に人気です。
また価格も安く、電気代もあまりかかりません。
そんなメリットの多い超音波加湿器ですがデメリットもあるんです。
超音波加湿器のデメリット
まず、お手入れ。
超音波式はフィルターを通さず直接水を振動させて加湿しています。熱も加えていません。
そのため雑菌が繁殖しやすく、頻繁にお手入れしなければいけません。
もうひとつのデメリットは白い粉です。
使っていると家具や壁など部屋の至る所に白い粉が付くことがあるのです。
その超音波加湿器の白い粉について詳しくお話していきます。
白い粉は何なのか?害はあるのか?気になりますね。ペットや小さいお子さんがいる場合は特に心配
ですね。
詳しく見ていきましょう。
超音波加湿器の白い粉は何?
乾燥が気になってきたし加湿器を買った、部屋に置くことを考えデザイン性の高い超音波式加湿器にした。
けれど数日後、家具に白い粉が付いている、よく見るとここにも、あそこにも!
目立たないだけでよく見ると部屋中あちこちに!
超音波式加湿器を使っていると起こる現象です。
白い粉の原因がわからないと不安ですよね。
拭いても拭いてもまたしばらくすると繰り返し付くのも困ったものです。
この白い粉の原因はなんでしょうか。
この粉は水道水に含まれる「カルキ」や「ミネラル」が付着したものなんです。
加湿器は水道水を使います。
気化式やスチーム式は熱を加えたりフィルターを通すので大丈夫ですが、超音波式は直接水を振動させているので、ダイレクトに水が部屋を舞っている状態。
家具や壁についた水分のカルキやミネラルが白い粉として付着してしまうのです。
超音波加湿器の白い粉は体に害あり?
原因はわかったけど、白い粉が部屋中に巻き散らかされた状態はどうなんでしょうか?
体に害のある物かと心配になりますよね。
先ほども書きましたが白い粉は水道水の成分。
水道水は毎日、日常で飲んだり使ったりしているものですから、この粉も体に害はありません。
家具などが汚れるのは困った物ですが、とりあえず体に問題はないのでそのまま使っても大丈夫です。
超音波加湿器の白い粉が付着しなくなる対策はある?
白い粉が害のない物だとわかっても、家具の手入れを毎回するのは大変ですよね。
ただでさえ忙しいのに家事がひとつ増えたのでは困ってしまいます。
白い粉を防ぐ方法はあるのでしょうか?
白い粉は水道水が原因なので浄水器を使えば解決します。
浄水器にはカルキやミネラルを浄水してくれるものがあります。
しかしカルキを取り除くと水が劣化しやすく雑菌が繁殖しやすくなるという問題点があります。
加湿器の手入れも大変ですし、加湿器を使って雑菌をばらまいたのでは逆に体を壊してしまいます。
そういった点からもメーカーではそのままの水道水を利用することをすすめています。
ですから浄水器を使うことはすすめられません。
もうひとつ、蒸留水を使う方法がありますが、手間もコストもかかるため現実的ではありません。
毎日蒸留水を用意するのは難しい話です。
そう考えるとやはりスチーム式か気化式がおすすめの加湿器になります。
おわりに
超音波式加湿器には電気代が安く、デザイン性に優れているというメリットがありますが、こういったデメリットがあることを知っておくといいですね。
家具が汚れて掃除が大変!ということにならないためにも、これから購入する場合は参考にしてみては
いかがでしょうか?
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