地震や大雨、台風など災害が全国的に続いています。
みなさんの地域は大丈夫でしょうか?
日本は災害の多い国。それにしても最近の災害の多さには恐怖を感じます。
いつどこで何が起きてもおかしくない今、停電した時の対処法を覚えておきましょう。
覚えているのといないのとではいざという時に違います。
家族を守るための対処法をまとめてみました。
停電したとき冷蔵庫の中身は何時間くらい持つ?
テレビもエアコンも冷蔵庫も家中ほとんどをつかさどっている電気。
万が一、停電になってしまうと生活が成り立たなくなってしまいます。
発電所のトラブルの場合、数分から長くて1、2時間です。
しかし自然災害の場合はもっと長引く可能性があり、最悪の場合数日かかることもあります。
停電が長引くと家庭を守る主婦として心配なのが冷蔵庫の中身。
肉や野菜、乳製品から冷凍食品にいたるまですべての食材が食べられなくなってしまう可能性があります。
冷凍庫の中身は溶けてしまう恐れがあり食材が無駄になってしまうかもしれません。
冷蔵庫の中身は具体的にどれくらい持つのでしょうか?時間を知っておくだけで対処することができますね。
季節によって違いますが冷蔵庫は一般的に2~3時間は保冷状態を保つことができます。
思ったよりも長い時間大丈夫ですね。
冷凍庫は更に長く、3~4時間は冷凍状態を保つことができます。
意外ですが冷蔵庫より冷凍庫の方が、長い時間保冷状態をキープできるのです。
しかし、これには条件があります。「冷蔵庫は絶対に開けないこと」です!
冷蔵庫や冷凍庫を開け閉めするだけで外気が入り込み、あっという間に庫内の温度は急上昇してしまうんです。
停電中は一度温度が上がると下げることはできません。
冷蔵庫の中が心配ですが、数秒だから、中身が気になるから、と1度でも開けてしまうと保冷時間は短くなるので我慢しましょう。
冷蔵庫も冷凍庫も意外と保冷状態をキープできますね。
逆にこの時間を過ぎると少しずつ庫内の温度は上がっていきます。
特に肉や魚などの生ものは状態が悪くなりやすいですので注意が必要です。
特に真夏は気をつけましょう。
停電時少しでも長く保冷させる応急処置は?
冷蔵庫も冷凍庫も数時間は持つとはいえ、停電が長引く場合が心配ですよね。
少しでも状態よく保存するための方法はあるのでしょうか?
みなさんの冷蔵庫内はどのような状態ですか?
買い置きをたくさんしてぎゅうぎゅう詰め、取り出しやすい下の方に物が多く入っている、冷凍食品
をよく使うから冷凍庫はパンパン。
家庭の事情によっても庫内の様子はさまざまです。
冷蔵庫は冷気を循環させ冷やしています。
庫内に食品を詰め込みすぎると効率よく冷やすことができなくなります。
中身はいっぱいにせず、少しゆとりをもたせて詰めるとよいでしょう。
それでも、仕事の都合などで買いだめしなければいけない場合もあります。
そういった場合は、冷気の吹出し口に食品をなるべく詰め込まないようにしてみましょう。
吹出し口から全体に冷気が行き渡りますから、なるべく塞がない方がいいです。
逆に冷凍庫は食品がぎゅうぎゅうに入っている方がいいとされています。
冷えた食品自体が保冷剤のような役割を果たすからです。
冷凍庫に隙間がある場合は市販の保冷剤を隙間に入れるといいでしょう。
ペットボトルに水を入れ凍らせた物も保冷剤代わりになります。
隙間なく食品の間に入れておきましょう。
普段から入れておくだけで、いざという時の保冷効果に差がでます。
冷蔵庫を置いておく場所も大事になります。
直射日光が冷蔵庫に当たっていたり、暖房の熱が直接当たっている状態はあまりよくありません。
普段から冷蔵庫の場所を確認し、対策しておくといいでしょう。
また、冷蔵庫内の状態も一度点検しておくと安心です。
パッキンがゆるんでいたり、汚れがついていたり状態がよくないとそれだけで保冷効果に差がでてしまいます。
停電後は冷蔵庫を開けないことが大切!
停電が終わると、中の状態が気になって開けたくなりますよね。
でも、停電が終わってもすぐ扉は開けないでおきましょう。
完全に冷えるにはしばらく時間がかかります。
扉を開けることで庫内の温度をよけいにあげてしまわないように注意しましょう。
おわりに
今年は災害が全国的に多く、みなさん不安を抱えていることと思います。
万が一、停電になっても冷蔵庫は2~3時間、冷凍庫は4時間大丈夫です。
そして、庫内は開けないで我慢しておく、この点さえ覚えておけば冷静に対処できますね。
いざという時の対処法、参考にしてみてください。
◆あわせて読みたい台風関連の記事
コメント