「どこへ行くの?」
「誰と?」
「何時に帰ってくるの?」
「誰からのメール?」
「浮気してるんじゃないの?」
挙げていくとキリがない旦那からの言葉の数々。
いつからこんな風になったのか、最初からそうだったのか、思い出す事も疲れてしまいました。
旦那って、こんなに束縛するものなの?!もううざい!
よく、釣った魚に餌はやらない、と、怒る友人の話を聞くのですが、私は逆にそれが羨ましかったりします。
絶対言えませんが…
「いつまでも関心がある証拠!」
「仲良くていいね!」
「自虐風自慢?!」
とんでもないです!
私の様な人間は少数派なのか、贅沢な悩みなのか、どうすれば普通の夫婦の様になれるのか。
そもそも普通の夫婦ってなんなの!?
ここまで追い込まれた時に、真剣に旦那の性格、取り巻く環境、なぜ私こそにここまで執着するのかを考えたんです。
束縛旦那への対処法、知りたくありませんか…?
過去のトラウマ!?生きてきた環境が束縛するか否かを左右する事も!
私の旦那は父親を早くに亡くし、母、姉と3人で暮らしていました。
20歳の時に大喧嘩し、音信不通らしいのです。
喧嘩内容は他愛ないもので、どちらも意地の張り合いなのか何なのか、取ろうと思えば取れる連絡を取らないんです。
職場も電話番号もわかっているのに、一切音沙汰がありません。
結婚する時、言いにくそうに旦那が私の両親にその事を言うと、うちの両親は別段気にしませんでした。
むしろ姑で苦労した母は、「身内なんていない方が楽!」と、喜んだくらいです。
私も、嫁姑劇を見て育ちましたから、積極的に連絡を取りたいとも思いませんでした。
これが、最大の伏線だったと今は思うんです。
結婚前はそうでもなかったはずです。
結婚後、「嫁」「家族」「家庭」に執着していると気付いたんです。
よくある喧嘩の延長から簡単に「勘当」し、「勘当された」事が、旦那の束縛に拍車をかけていました。
旦那は少しでも連絡を取らなかったり、ラインを既読スルーすると、大量の着信履歴が…
そして必ず言います。
「おまえまで俺を捨てるのか!?」
誰と重ねているんだか、訳のわからない事を…と呆れてしまいました。
折角家族になれたのに、なんかもお決まりのセリフです。
そりゃ、私も同じ気持ちで結婚したんだから、家庭を大切にしていますよ。
でも、友達と遊びに行くことも、納得する理由を言わないといけないんです。
いつ、どこへ、だれと、なんのために。
承認制です。
許可されて行っても数分に一回着信、ライン。
一緒にいる友達の写メを送れとか、これが帰るまで続きます。
「大事にされてるね!」
なんて、冷やかされますが、限度があります!!
でも、ギリギリ耐えてました。
愛情表現は人それぞれ、なんて甘い考えをしていました。
今度は実家に帰る事まで承認制になりました。
実家ですよ?!
実家相手に嫉妬?束縛?冗談じゃない。
この調子では、いずれ子供が出来たら…
子供にまでヤキモチを焼く?!
それとも、子供も私の様に縛る気なの!?
大変な人と結婚したのだとわかった時は既に手遅れでした。
束縛が酷すぎる人に欠けているものとは…?!
「束縛が酷すぎるから離婚したい。」なんて言うと必ずお説教をくらいます。
愛されてるのになんてわがままなの?!
浮気されたじゃなくて束縛された?(苦笑)
借金あるとかじゃないよね。
何言ってんの?いい人なのに。
もう、色々言われ過ぎて忘れてしまいましたが、覚えているだけでこんな感じです。
旦那は外面が良く、愛妻家で有名なんです。
束縛も言葉を変えたら愛妻家ですもんね!
本当に困りました。
この頃には、自宅に軽く監禁されてる様にすら感じていました。
携帯ではなく自宅にしか電話してこなくなりました。
私が家にいるかどうかを確認する為です。
5コール以内に出ない事が続くと、会社から早退する様になりました。
その頃よく旦那が言いました。
「自信がない。怖い。だから束縛してしまう」
旦那は何故だか極端に自分を卑下する癖があります。
そんなイケメンではありませんが、一般的な見た目の一般的な体型のその年齢の平均年収くらいの、特にそこまで自分を蔑む必要もないだろう、という感じの人です。
私、真剣に結婚前からそんな話になると言ってましたよ。
だって、私だって普通の、何の取り柄もない様なおそらく標準くらいの人間だと思うんです。
美人でもなく、可愛くもなく、すぐ顔を忘れられてしまう様な…なんて言いだしても仕方ないじゃないですか。
こういう「開き直り」ができない「極端に自己評価が低い」「自分に自信がない」人だから、ストーカーの様な
動や異常なまでの執着をしてしまうんだろうな、と思いました。
限界!!私が取った束縛旦那成敗方法
ストレスで胃炎になり、食べられなくなった時、私は衝動的に実家に帰ってしまいました。
わかってもらえないだろう思いながらも、を私の思いを両親に吐露しました。
両親は、
「離婚するまでの話ではないけれど、ちょっと距離を置いた方がいいかもしれない」
と、少しだけ理解してくれました。
もちろん、その話し合いの最中も私のスマホは鳴りっぱなし、実家の電話も鳴りっぱなし、挙句、予想通り、実家に来ました。
父が旦那と話し合いをしました。
そこで、父は「長く寄り添う為にしてはいけないこと・しなければいけないこと」を旦那に話したそうです。
私にも「私も寄り添うべき点」を教えてくれました。
父は別にカウンセラーでも心理学者でもありません。
ただ、夫婦の先輩として、長年共にしたいならば、お互いに反省点があると言いました。
その努力をしてもダメならば、別に離婚して帰ってきてもいい、と軽く言われ拍子抜けしました。
束縛が理由での離婚に理解を示してくれると思ってなかったんです。
だから私たち夫婦は少しだけ寄り添い合いました。
自信のない旦那には一言、いつも「ありがとう」「すごいね」「そんなことできるの?」と、今まで思うだけだった事を、いちいちちょっと大袈裟に表現して、旦那がいるから嬉しい、できた、助かった、を言葉にしました。
旦那は、私を「信じる」努力をしました。
「本当に好きならば我慢ができる!」と父から言われたらしく、意固地になり、「本当の愛」を証明したかった様です(苦笑)
結果、すこーしだけ、束縛は緩和しました。
少なくとも、実家へ行くための理由は必要なくなりました。
まだまだ、束縛はキツイ方です。
束縛から逃げることより、束縛を利用して如何に上手くあしらえるか(言葉が悪いですね)が大事なのかもしれないと思いました。
まとめ
今でも、しつこい着信や細かなチェック、色々とうるさいですが、私は以前よりずっと気楽になっています。
その対処法をまとめてみました。
・自信をつける様な言葉やオーバーリアクション
束縛心ある人は自分に自信がない傾向が強いと思いました。だから、自信を持ってもらう為、ちょっとオーバーなくらい感謝したり褒めたりしました。
・こちらも時々束縛してみる
実際、全く束縛する気はないのですが、同じ事をされたらどんな気持ちか味わってみたらいい!と、束縛してみたら、なんと嬉しそうなんです!!これも必要とされている自信に繋がったのでしょう。
・説得力ある第三者に入ってもらう
今回は父でしたが、それは私の両親がまあまあ仲良く長年夫婦でいるから説得力があるので、旦那もなんとなく従う気になったと思うんです。
父がバツイチだったりしたら、説得力がないですからね。一見、夫婦仲良好な知り合いに相談するのも手段のひとつです。
・いつでも離婚しても良いという覚悟
色々調べたのですが、束縛も立派な離婚理由になるとわかりました。
今は修正に向かい、お互いに努力をしていますが、いつ、また、酷くなるかもしれません。
今回の事で私は万一に備え、日記をつけています。旦那にされた、言われた言葉を少しでもいいから毎日書き記し、残しています。
これは、離婚になった場合、大いに役立つ様なので続けていきたいと思います。
せっかく結婚したんだから離婚はしたくありません。
だけど、限界はあります。
まずは、行動を起こしてみるべきだと思いました。
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