春から初夏にかけて旬を迎える山菜、うど。
香りが強く苦味もある為、好き嫌いが分かれる山菜でもあるけれど、
繊維質でシャキシャキとした食感が人気です(*^^*)
食べ頃は新芽の時期で、少し成長した茎や若芽も食べられます◎
大きく育ったころには食べることもできないので、
身体ばかりが大きくて役に立たない人の例えとして
『うどの大木』なんて言葉もあります。
今回は、そんなうどのアク抜きの方法についてご紹介していきます^^
Contents
ウドはあく抜き無しで食べられる?
うどには天然の「山うど」と人工の「白うど」の2種類があります。
スーパーなどで見かける白色のうどは白うどです。
日光を当てずに育てる為白くなるのだそうです。
一方の山うどは緑色をしています。
アクが強く、食べる前にはアク抜きが必要です。
アク抜きをしなくても健康には問題ないですが、
えぐみが強かったり美味しく食べられません。
ただし、山うどを煮物や天ぷらで食べる時、
または白うどはアク抜きしなくても食べられますが、
気になる人はアク抜きしてもいいと思います(*^^*)
また、うどは食物アレルギーのある食べ物でもあるので、食べる時には注意が必要です!
アレルギーがあると口の中がかゆくなったりしますので、異常を感じた方は食べるのをやめたほうが良いでしょう!
アレルギー反応の出やすい食品として名前が挙げられている食品です。
ウドのあく抜き、下処理の方法
うどにはアク抜きが必要!ということで、
ここではアク抜きの方法をご紹介します。
生で食べるときと煮物にするときで少しアク抜きの方法が違うので、
両方をご紹介しますね^^
1 まずはうどを綺麗に水で洗います。
2 産毛のような毛が生えているので、
水を流しながら包丁の背かたわしを使って取り除きます。
3 産毛を取り除いたら、葉、茎、皮に切り分けます。
葉の部分は切り落とし、茎の部分は4㎝程度の筒切りにします。
4 皮は固く、アクの成分が皮の近くにあるので厚めに剥きます。
うどは皮を剥くとすぐに変色が始まるのでここからは手早くやりましょう(*^^*)
剥いた皮はきんぴらにも使えるので捨てず、一緒にアク抜きします。
5 皮は繊維に沿って千切りにします。
6 3つに分けたら、アク抜き開始です!
アク抜きは2つ方法があります。
茎の部分を生で食べる場合/皮の部分のアク抜き
水/400ml、片栗粉/小さじ1、酢/小さじ1
を混ぜたものに5~10分程度浸けておきます。
茎の部分を煮物にする場合/葉の部分のアク抜き
酢を少量加えたお湯で、サッと茹でます。
あんまりアク抜きに時間をかけると香りが飛んでしまうので、
浸ける時間は10分程度にしておきましょう(*^^*)
また、茹でる時間が長いとシャキシャキ感が損なわれますので短めに◎
ちなみにアク抜きは水に浸しておくだけでもできますが、
うどを変色をさせないために酢を入れます。
また、片栗粉を入れると、うどの白さが際立って綺麗になりますよ^^
うどは捨てるところがない!まるごと美味しくいただこう!
ウドは穂先も、葉っぱも、剥いた皮も、すべて食べることができるので、捨てるところがなく無駄がありません!
生ごみもほとんど出ないという事ですね♪
茎と穂先の天ぷら
白い茎の部分だけでなく、穂先も天ぷらとして食べるととても美味しいですよ!
①穂先はあく抜きは不要です。
茎は皮をむいて酢水に10分後ほどつけておきましょう。
②衣を軽くつけ、170度の油でカラっと揚げます。
※衣を作るときは水の代わりに我が家では炭酸水を使っています。
そうするとサクサクになりますよ~!
③油を切ったら出来上がりです!
揚げる時は一度にたくさん油に入れると油の温度が下がってべちゃっとしてしまうので、少量ずつ揚げるのがコツです!
食べる時はお塩で食べるのが美味しいですよ~^^
海鮮とうどのかき揚げ
うどの葉や茎部分をむいた皮はかき揚げにするのがオススメです!
上記の天ぷらの油も無駄になりませんしね♪
なんでも有効活用しましょう!
①人参を細切りに、玉ねぎを5㎜幅くらいに薄切りにして、小麦粉をはたいた小エビやホタテ、桜エビなどと一緒にうどを衣と混ぜ合わせます。
②食べやすい大きさにお玉等ですくって油の中へ。
③しっかり油を切ったら出来上がりです!
かき揚げ蕎麦やかき揚げうどんにして食べると絶品ですよ~!
うどの炊き込みご飯
硬いうどの茎は炊き込みご飯にしてふっくら美味しくいただくのがオススメ!
・山うどの茎
・しめじやマイタケ、エリンギ等のきのこ類
・米 2合
・水 400ml
・醤油 小さじ2(濃い目がお好きなら少し足してください。)
①小口切りにしたうどの茎、一口大に切ったキノコを油をしいたフライパンで炒めます。
②水としょうゆを加えてひと煮たちさせます。
③その後洗ったお米と一緒に、炒めたうどときのこを炊飯器に煮汁ごと移します。
※2合の水量より少なくなってしまっていたら水を足してください。
④その後は普通に炊飯します。
一度油と炒めることによってうどが柔らかくなりますし、味もしっかりうどに移るので美味しくなりますよ!
硬い茎まで食べられるなんて、ビックリですよね~^^!
まとめ
うどは大きく育つと食べることもできなくて、
うどの大木なんて言葉にも使われてしまった植物ですが、
食べ頃のうどはどの部分も美味しく捨てるところがないんですね(*^^*)
うどにはカリウムや葉酸などの栄養も含まれています。
ご紹介したうどの天ぷらやかき揚げ、酢味噌で美味しくいただいてくださいね~!
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