今年も大きな台風がいくつか発生しましたが、
みなさんの地域は被害などなかったでしょうか?
わたしの住む鹿児島も台風が直撃することが多く、
昨年は被害に遭いませんでしたが今後も注意が必要そうです><
そんな台風ですが、
『吹き返し』という原理をご存知でしょうか?
これは台風が過ぎ去ったあとに吹く風のことを指します。
たしかに台風が過ぎ去っても強い風が吹いていて
「完全には通り過ぎていないのかな?」と思うことがあります。
今回はこの『吹き返し』とはどんなものなのかお伝えしますね!^^
台風の吹き返しとは?何時間続く?
『吹き返し』とは先ほどもご説明したように
『台風が過ぎ去ったあとに吹く風』のことを言います。
台風自体は回転しながら移動しているのですが、
中心付近を通り過ぎると今までと反対方向の風が吹きます。
これがいわゆる『吹き返し』です。
実際に丸い円盤を回転させてみるとわかりやすいかもしれません。
台風の右側は湿った空気が多いため雨が降り、
南からの風が強いのが特徴。
逆に左側は雨が降ることは少なく、北からの風が強いというのが特徴です。
台風が過ぎ去ったのに風が強く感じる理由は、
『台風が持つ風力』と『台風を押し出そうと風力』の2つの力が重なることで風速が上がり、
台風が直撃している時よりも風が強いと感じられるのです。
一般的にこの『吹き返し』は
数時間~半日で収まることが多いです。
台風が過ぎたからと油断していると強風に遭う恐れもあるので
台風が過ぎ去っても数時間は様子を見た方がいいですね。
吹き返しは右後方が強くなる理由は?
台風が過ぎ去っても油断できない『吹き返し』ですが、
実は台風の右後方が一番強くなるんですよ。
一体これはどうしてなのでしょうか?
先ほどもご説明したように『吹き返し』の風が強くなる理由として
『台風が持つ風力』と『台風を押し出そうとする風力』の
2つの力が合わさることによるとありましたよね。
これもまた円盤を用意するとわかりやすいのですが、
この2つの力が左側にあるとお互いに力を打ち消しあって弱くなり、
右側にあると力が同じ方向に向いているため強くなります。
そのため右後方からの風が一番強く感じるんですね!
ただ、風の強さと雨の量は比例しないので
風が弱くても雨が多く降る場合もあるので十分注意してくださいね!!
まとめ
「台風が過ぎたはずなのになぜか風が強い」と思うことがよくありましたが、
これは『吹き返し』が原因だったことがわかりました^^
台風が去っても強風による被害が出る可能性もあるので
出かける際は細心の注意を払ってくださいね!
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