和食における正しい『ご飯の位置』をご存知ですか??
日本人なら知っていて当たり前!と思いたいのですが、
たまに左右逆だったり、位置がとんでもないところにあったり・・・(^^;)
でも、なぜ位置が決まっているのでしょうか??
他の位置に置いたほうが食べやすいこともあるのになぜ・・・?
今回はご飯と味噌汁の基本の位置と相互関係について調べてみました!^^
ご飯と味噌汁の基本の位置
基本となるご飯と味噌汁の位置は、『左がご飯』、『右が味噌汁』です。
なぜこの位置になったかというと諸説ありますが、飛鳥時代に中国から伝わり、
皇帝から見て左が右よりも上位とされる考えに基づいているそうです。
また、右手で箸を持った時に左手でお茶碗を持てるように
右側にご飯を置くようになったことがはじまりとも言われています。
前回『一汁三菜』のお話をさせていただきましたが、これは配置にも関係しています。
(参考:朝からモリモリ食べられる献立一週間分大公開♪)
手前左にご飯、手前右に汁物、右奥に主菜、左奥に副菜、中奥に副々菜を配膳するこの形が
食膳配置の理想系とされています。
でも実際、汁物は左よりも右側にあった方が手に取りやすいと思いませんか??
これも理由が諸説あると言われています。
まずは、汁物を持つ際はお箸を置くこと。
左側にあった方が取りやすいというのは、右手にお箸を持っているからですよね?
実はこれはマナー違反で、
実際はお箸を置いた状態で両手で汁物の碗を持つことがマナーなんです!
また、汁物が茶碗の奥にあると茶碗の上をまたぐことになるので無作法という説や、
汁物の碗の高さが他よりも低いので、奥の主菜が取りやすいように右手前という説もあります。
ご飯と味噌汁の位置は左利きの人は変わるのか
では『左利き』の場合はどうなるのでしょうか??
配膳自体も逆向きになると思いますか??
答えは、
向きを変えるのは『箸』だけで、あとはそっくりそのままなんです!
配膳の位置を逆向きにするのはお供えのみで、
それ以外で逆向きにするのはマナー違反です。
食膳も基本は右利きの人向けなので、
左利きの人には少し食べにくさを覚えるかもしれません。
考え方次第ではありますが、右手でお箸を持てるように練習したり、
家で食べる際は食べやすさを優先して、食べやすい配置に並び替えて食べるのもありかもしれません。
ですが、これは外では通用しないことなので公的な場ではマナーに従うのが一般的だと思います。
基本は『左にご飯、右に汁物』ということを忘れないようにしてくださいね!
まとめ
最近は芸能人でも料理の写真をアップして
マナーがないなどバッシングを受けることもあります。
やはり気にして見ている人もいるので、
日本人ならしっかりと抑えておきたいマナーの一つですよね。
ただし、できれば食事も楽しくしたいものです。
マナーも大事ですが、ご自身が楽しく、そして食べやすい配膳も大切です。
TPOをわきまえた上で、みんなで楽しい食事ができるといいですね^^
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